鬢付け油の匂い


鬢付け油の匂い

鬢付け油の匂い

怒り新党という番組の中で、マツコ・デラックスさんが「私は土俵に上がれるということよね!」とおっしゃっていました。

そうだわ!たしかにマツコさんなら土俵に上がれます!

どうか上がってください!

とまぁ、ダラダラと見ながら「よし!上がれ!」と密かなエールを送ったのですが、女性政治家が「男女差別」と大騒ぎしたことがありましたよね。

大阪知事が女性だった時もそんなことありましたし。

あれどうなったんでしたっけ?よく覚えてませんが、結局誰も上がってないようです。

そのすったもんだの結末がどう落ち着いたのかは、全然覚えてないのです。

国技であるならば「女性は上がるべからず」というと横暴ですが、相撲って「国技」ではないようですね。

国技とみなす風潮が存在するだけで、実際は国技と認定した記録も法令もないと。

ただ神代の時代から続いた伝統ある競技ですから、国技と見る人が多いということなのですね。

特に相撲関係者は国技と認識しています。

そういうことならば「女性を上げたくない」大いに結構じゃないですか、上げなさんなよ!

ただマツコさんは上げてよね、女性じゃないんだから(笑

私が小さい頃に住んでいた場所には、九州場所になると部屋が立っていました。

若いお相撲さんが商店街に買出しに来るのですが、髷もまだ小さなそのお相撲さんたちが歩く姿が大好きでした。

まだ幼かった私はよっぽどついて行きたかったのでしょう。

舌っ足らずの言葉で「連れていってくれ」と頼み、私の勇気に驚く母を従えてお相撲さんに肩車をされ、部屋見学に行きました。

多分3歳になるかならないか、そのぐらいの時だったと母は言います。

そこで一番偉そうなお相撲線に高い高いをされ帰ってきたのですが、その時に嗅いだ鼻をくすぐるような鬢付け油の香りが今も記憶の中にあります。

そのせいなのか、私は扇子、匂い袋、線香などの匂いが流れてくると、なんとも言えない気持ちになるのです。

「忘れていた何かを思い出せ」と言われているような、そんな感じなのです。

嗅いだのが鬢付け油であるということはハッキリしているのですから、それ以上「思い出せ」と言われても困るのですが、なにか思い出してないような気がしてならない。

逆行催眠というものがりますよね。

生きているうちに何かの機会でそれを体験することができたなら、白檀は探って欲しいことの一つです。

「この香りになんの経験が私はあるのですか???」

と、このように逆行催眠で調べてもらいたいことを気がついたらノートに書いておくということをしているのですが、その数が膨大すぎて、催眠術にかかった暁にはそれをコナすだけで、大変な時間がかかりそうです。

二度と起きれないかもしれません。

催眠術

小学校の修学旅行前、バス酔いをする人は申し出るようにと学校側から言い渡されました。

私のバス酔いはヒドイものでしたからそれを先生に告げると、後日催眠療法の申込用紙を渡され親に見せて名前を書きこんでくるようにと言われました。

家に帰りその話をすると母は申込用紙を書いてくれましたが、父は「無駄だと思うよ。お前は催眠術に掛からないと思う。」というのです。

母は「それこそ暗示よ、ほんとに掛からなくなっちゃう!」と父に怒り、私はどっちでもいいやと思っていました。

後日申し込みをした子ども達は図書室に集められ、催眠術の先生と言われる人がそこにはいました。

子どもは5人ぐらいだったでしょうか。

1メートルぐらい椅子の間隔を開け、私たちは座りました。

「大きく息を吸って、はい、吐いて。。。」などを繰り返し、目をつぶれと言われました。

それからはよく見る催眠術の光景です。

ええ、私には全く掛からなかったのです。

はじめのうちは正直に掛かっていないことをアピールしていましたが、その先生があまり熱心に掛けようとするのでめんどくさくなり、とうとう掛かったフリをすることにしました。

子どもながらに「私が掛からないとお金貰えないのかな?」と思ったからです。

それほど先生は私に対し、躍起になっていたのです。

薄目を開けて回りを見ると、まわりの子ども達はみな、言われるがままの仕草をしています。

「バスに乗りましたよ。カラダが左右に揺れています。」などと言われると、左右にみな揺れるのです。

私もご丁寧に揺れておきました。

「いくら揺れても気持ちが悪くなりません。アナタは大丈夫です。。。」などと言われるのです。

いい加減アキアキしまして欠伸も出そうになりましたが、じっと我慢です。

退屈な時間が過ぎ、やっと「次に私が手を叩いたら、皆さん目覚めます。気分は爽快です。」と言って、先生はパンッと手を叩きました。

私はその時に目覚めるきっかけを逸してしまい目を開けれませんでしたから、「掛かりすぎてしまいましたね。」と先生が近づき私の方を揺らして起こしました。

私はわざとらしく「はっ!」と目覚めたふりも忘れずしました。

修学旅行の当日、私はいの一番にバス酔いをし、ゲロゲロのヘロヘロでした。

が、一緒に催眠術を請けた他の子は、みな元気。。。

「どうしてかしらね。。。」と担任は不思議がりましたが、掛かってないのですから。。。

あの催眠術に掛かりやすい人というのはどういう人なのでしょう。。。

何度か掛からなかった経験があるので私は掛かりにくいのでしょうが、割と騙されやすくはあるのですよ。

なんだかなぁ。。。